なかなかお金を貯められない…
毎月赤字の家計を改善したい…
お金を貯めるために無理な節約はしたくない…
そんな悩みを抱えた方に効率的な貯蓄方法をご紹介します。
本記事の執筆者
- 資産運用歴 4年
- 金融資産額 2,250万円(2021年末時点)
- 過去に5年で1,000万円(当時年収360万円)貯蓄した経験あり
- 副業で年間200万円の利益(2021年末時点)
お金を貯める方法
お金を貯める方法はとてもシンプルで、「収入を増やす」、「支出を減らす」ことです。
計算式
貯蓄金額 =( 収入 - 支出 )+( 元々ある資産 )
収入を増やす
「収入を増やす」方法には、副業をすること、昇給を狙うことなどがあげられます。
具体的な方法などに関しては、以下の記事で紹介しています。
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支出を減らす
「支出を減らす」方法には、家賃や生命保険料、通信費などの固定費のほか、税金や社会保険料を減らすことなどがあげられます。
本記事では「支出を減らす」ことに焦点を当てて、効率的で効果の高い方法をご紹介していきます。
貯蓄を成功させるためにおすすめな8つの具体的方法
以下に、貯蓄を成功させるためにおすすめな8つの具体的方法を紹介していきます。
目標・願望を具体化する
貯蓄を始める前に将来自分がどのような目標・願望を達成したいかを具体化しておくと成功しやすくなります。
例えば、「5年後に500万円を貯蓄して、マイホームの頭金にしたい」「子供の教育費500万円を貯めたい」「5年後までに1,000万円を貯蓄して、運用益で毎年旅行がしたい」などと具体的に決め、強く願うことで挫折しにくくなります。
目標金額を決めることで、「毎月給料の何%を貯蓄すればよいか?」という貯蓄において重要な問いに対する答えを逆算して得ることもできます。
私の場合、「5年後までに1,000万円・10年後までに2,000万円を貯蓄し、それを資産運用にまわし、運用益で生活費の一部を賄いたい」という目標でお金を貯めていました。
目標や願望を決め、実際に貯まっていく過程を見ることで、モチベーションを維持することができますのでおすすめです。
家計簿をつけ、家計を把握・コントロールする
お金を貯めるうえで、家計を把握し、コントロールすることは最も重要なことです。
家計を把握していないと、何が無駄な支出なのかわかりませんし、なぜ赤字なのかを知ることもできません。
家計簿は絶対につけましょう。
最近では、便利な家計簿アプリが無料で使えたりしますので、それを用いて家計簿をつけていくことをおすすめします。
家計簿アプリが自動で、食費や住居費、水道光熱費などの項目ごとに振り分けてくれるので、皆さんが努力する必要はほとんどありません。
さらに、クレジットカードやQRコード決済、電子マネーなどで支払うことによって入力を自動化すると、もっと楽になります。
私自身は、「マネーフォワード」という家計簿アプリの有料プランを使用しています。
現金払い以外の支払いはすべて自動化できており、株や投資信託、iDeCo口座、NISA口座などの金融資産も簡単に管理できるため、とてもおすすめです。
生命保険料や携帯代などの固定費を減らす
無駄な支出でよく取り上げられるのが、生命保険料や通信費です。
生命保険に関しては、国の健康保険に加入しているだけで、かなり手厚い保障を受けられるため、民間の保険は必要最低限の生命保険だけに絞るべきです。
携帯代に関しては、格安プランで十分すぎるくらい使えますので、通常のプランの方はすぐにでも格安プランに契約変更するべきです。
ちなみに、私の携帯代は「ahamo(データ容量20GB・通話5分無料プラン)」で毎月の料金は2,970円です。
生命保険に関しては、掛け捨ての死亡保障とがん保険を合計で月3,000円支払っているくらいのものです。
一度契約を変更してしまえば、その後にやることは何もありませんので、楽に節約することができます。
家賃や住宅ローンの利息などの固定費を減らす
家賃の目安は、世帯収入の3分の1以内が理想とされていますので、それを超えていたら、家賃を減らすために引越を検討するべきです。
住宅ローンに関しては、残高1,000万円以上、返済期間残り10年以上、借り換えで金利差が0.5%以上であれば、借り換えするメリット大です。
もし、その条件に当てはまる方は「モゲチェック(借り換え)」などのサイトで簡単にシミュレーションできますので、借り換えをぜひ検討しましょう。
浪費を減らす
家計を把握できるようになると、今まで気づかなかったさまざまな浪費が浮かび上がってきます。
ほとんど使わない洋服やコスメ、ほとんど乗らない車の維持費・保険料、ほとんど利用していないサブスク、気が乗らない飲み会・交際費など思わぬ浪費に気づくことができます。
必要ないと判断した浪費は、「スッパリ」とやめましょう。
「この浪費をなくすことで、将来のより意味のあるものや財産を自分に贈ることができる」というように、未来志向で考えると浪費を減らしやすくなります。
税金の支払いを減らす(節税)
サラリーマンは、iDeCo、NISA、つみたてNISA、ふるさと納税を活用することで支払う税金を大きく減らすことができます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
- iDeCo(個人型確定拠出年金)は、20~60歳までの間に掛金を毎月拠出し、自分で運用方法を選んで運用する制度です。
- 掛金が全額所得控除になり、運用益(売却益、分配金・配当金)が非課税であるため、かなりの節税になります。
- 老後資金などの超長期的に必要なお金を投資により形成する際に、必ず利用するべき制度です。
一般NISA
- 一般NISAは、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・ETF・投資信託・REITなどに投資可能な税制優遇制度です。
- 5年間の非課税期間が設定されているため、その期間の運用益(売却益、分配金・配当金)は非課税になります。
- 住宅購入頭金や子供の教育費などの中・長期的な資金を投資により形成する際に、利用するべき制度です。
つみたてNISA
- つみたてNISAは、毎年40万円の非課税投資枠が設定され、自動積立により投資信託に投資可能な税制優遇制度です。
- 20年間の非課税期間が設定されているため、その期間の運用益(売却益、分配金)は非課税になります。
- 住宅購入頭金や子供の教育費などの中・長期的な資金を投資により形成する際に、利用するべき制度です。
CHECK
一般NISAとつみたてNISAに関しては、どちらか一方しか利用できないようになっているため、自分の投資スタイルに合った方を選びましょう。
ふるさと納税
- ふるさと納税は、応援したい自治体に寄付することで、返礼品を受け取れる制度です。
- 寄付金が所得税・住民税の控除上限額を超えない範囲であれば、実質自己負担額2,000円だけで特産品や宿泊券などがもらえます。
- iDeCoやNISAと比べると、節税額はかなり少ないですが、申請は簡単ですのでやっておきましょう。
- ちなみに、会社員の方はワンストップ特例制度を利用すると、確定申告不要で簡単に申請ができます。
社会保険料と税金の支払いを減らす
サラリーマンであれば、選択制の企業型確定拠出年金を利用することで社会保険料と所得税・住民税の支払いを減らすことができます。
「選択制」企業型確定拠出年金(企業型DC)
- 企業型確定拠出年金(企業型DC)とは、企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、従業員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度です。
- 選択制の企業型DCとは、給与・賞与の一部を「給料で受け取るか、企業型DCの掛金とするかを選択する」企業型DCのことです。
- この掛金には社会保険料と所得税・住民税がかかりませんので、自分の勤務している会社が導入していたら、検討しましょう。
ただ、「社会保険料の支払いが減るため、将来受け取る公的年金受給額も下がるのでは?」という疑問を持つ方もいると思います。
この点は、参考記事「選択制の企業型確定拠出年金 加入時の考え方と注意点」(マネーレシピ)にて詳しく解説されていますが、結論だけ言えば社会保険料を減らして、企業型DCで積立投資をする方がお得であると考えられます。
皆さんもご自身の状況に照らし合わせて、一度計算してみることをおすすめします。
貯蓄用の銀行口座に自動入金
貯蓄用の口座を開設し、給料の一部(10~20%)を毎月定額で自動入金することで、貯める習慣をつくることができます。
目標を達成させるコツは、自分の意志力に頼るのではなく、習慣化することです。
習慣化(仕組化)することに成功さえしてしまえば、貯蓄をしない生活が耐えられなくなります。
銀行口座は、定額自動入金が無料で利用できる「住信SBIネット銀行」がおすすめです。
まとめ
本記事では、貯蓄を成功させるためにおすすめな8つの具体的方法をご紹介してきました。
お金を貯めるうえで大事なことは、貯める仕組みをつくり、習慣化させることです。
500万円や1,000万円の貯金をするためには、それなりの長い時間がかかります。
挫折を防ぐためにも、紹介した8つの効率的で比較的効果の高い方法などを用いて、節約を仕組化(習慣化)させ、楽にすることを心がけましょう。
この記事を読んだあなたが、貯蓄を成功させることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。