「毎日真面目に働いているのに、なぜか貯金が増えない....
「資産1,000万円なんて遠すぎる。100万円の壁すら越えられない...」
そんな閉塞感を、今感じていませんか。
もしそうなら、まず知っておいてほしいことがあります。
それは、あなたの能力や努力が足りないわけではないということです。
今の時代、「会社の給料だけ」で資産100万円を作ろうとするのは、わりと厳しいのが現実です。
むしろ、真面目に働く人ほど「頑張っているのに、なぜか貯まらない」、そんなループに陥りやすい構造になっています。
私自身も、20代の独身時代は年収300万円前後。
貯金はいつもギリギリで、将来への不安ばかりを抱えていました。
でも、そこから「もっと頑張る」のではなく、お金との向き合い方と行動の順番を見直したことで、少しずつ状況が変わっていったのです。
この記事では、資産100万円にも届かなかった頃の私の経験をもとに、凡人でも無理なく続けられた「資産づくりの考え方」と「具体的な行動」をお伝えしていきます。
綺麗事は抜きです。
地味な節約の話も、プライドを捨てて始めた副業の話も、包み隠さず書きます。
この記事が、今の状況を抜け出すための「最初の一歩」になれば嬉しいです。
その「閉塞感」の正体は何か?

まず、日本人の貯蓄状況を見てみましょう。
二人以上世帯では、貯蓄額が100万円未満の世帯が全体の約30%いるとされています。(出所:知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和3年調査結果」)
さらに、単身世帯に目を向けると、約47%が貯蓄100万円未満という現実。
貯蓄100万円未満の人は、決して少数派ではないのです。
では、なぜ多くの人が「資産100万円の壁」を超えられないのでしょうか。
私はその大きな理由の一つが、「会社に依存した人生設計」にあると考えています。
会社で頑張って評価されれば、いずれ給料が上がり、貯金も増えていくはず...。
そう信じて働いてきた人は多いはずです。
しかし現実には、給料はなかなか上がらない一方で、税金や社会保険料、物価は少しずつ上がり続けています。
このような労働者に厳しい状況下、「会社のために真面目に働く」だけでは、資産が増えにくいという構造になってしまうのです。
私自身が、年収300万円前後から資産を作れたのは、この事実に気づき、「会社はあくまで資金作りとスキル習得の場」と割り切って考えるようになったことが大きな転機でした。
ここからは、私が実際に「100万円の壁」を越えるために実践して、特に効果のあった方法を、次の4つのステップに分けて解説していきます。
100万円の壁を超えるための4ステップ
- マインド編
- 守りの戦略
- 攻めの戦略
- 投資の戦略
それでは、特別な才能や高い収入がなくても実践できる方法を、一つずつ確認していきましょう。
マインド編|100万円貯まるまでは「見栄」を手放す

純資産100万円未満の段階で、最も邪魔になるもの。
それは「見栄」と「常識」です。
「同僚と同じくらいの車に乗りたい」
「ランチでケチだと思われたくない」
「あいつより良い服を着たい」
こうした気持ちはとても自然ですが、気づかないうちにお金を奪い、資産が増えない原因になってしまいます。
お金は「消費チケット」ではなく「自由への切符」
まずは、お金に対する定義を変えましょう。
多くの人は、お金を「何かを買うためのチケット」だと思っています。
しかし、資産を作れる人は違います。
お金を「自由への切符(フリーパス)」だと捉えているのです。
例えば、飲み会を1回断って5,000円が浮いたとします。
5,000円浮いたから、欲しかった服を買おう...ではありません。
この5,000円は、未来の自分が働かなくていい時間を買うための資金だと考えるのです。
こう考えると、浪費することが「自分の自由を捨てること」のように感じられ、自然と無駄遣いが減っていきます。
捨てるべきは「会社の評価」
そしてもう一つ、捨てるべきなのが「会社からの評価」です。
誤解を恐れずに言えば、100万円貯まるまでは「会社で出世すること」よりも「定時で帰って種銭を作ること」の方が重要です。
サービス残業をして上司に気に入られても、資産は1円も増えません。
むしろ、ストレスで散財してしまうのがオチです。
真面目な会社員を辞め、したたかな資産形成家になりましょう。
会社の評価や働き方への葛藤については、以下の記事で詳しく掘り下げていますので、よかったらご覧ください。
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守りの戦略|「生活防衛資金」という最強の盾を作る

マインドセットが変わったら、次は具体的な行動です。
よし、投資を始めよう!と思ったあなた、少し待ってください。
資産100万円未満の段階でいきなり投資をするのは、武器を持たずに戦場に行くようなものです。
まずは、「生活防衛資金」という最強の盾を作りましょう。
なぜ「生活防衛資金(現金)」が必要なのか?
生活防衛資金とは、「収入がゼロになっても数ヶ月は暮らせるだけの現金」のことです。
貯金がまだ少ない方は、まずは生活費の3ヶ月分を目安にしましょう。
たとえば、生活費が月20万円なら、まずは60万円を目標にするイメージです。
この現金が必要な理由は、お金を増やすためというより、「心の安定」を保つためです。
貯金がほとんどない状態で生活していると、急な出費や収入の減少があるたびに、「このまま大丈夫だろうか...」という不安が頭から離れません。
そしてその不安から、本来は使うつもりのなかったお金を使ってしまったり、リボ払いなどの借金に頼って浪費してしまうケースも少なくありません。
一時的には楽になりますが、あとから支払いが重くのしかかり、さらに不安が増える...。
そんな悪循環に陥ってしまうのです。
一方で、「何かあっても、しばらくは生活できる」という現金の余裕があれば、日々の判断にも余裕が生まれます。
この安心感があってこそ、将来に向けたお金の使い方や、冷静な判断ができるようになるのです。
お金を増やす前に減らそう|固定費削減が最強なワケ
では、生活防衛資金を作るための資金を、どうやって生み出せばいいのでしょうか。
貯金が100万円に満たない段階で、最も確実で、効果が高い方法は「固定費の削減」です。
固定費の見直しなら、誰でも・今すぐ・確実に成果が出るのでおすすめです。
私が実際に効果を感じた固定費削減
私自身が取り組んで、特に効果が大きかったのは次の3つです。
中でもインパクトが大きかったのが、通信費と保険の見直しでした。
通信費は、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたことで、夫婦で月々約9,000円の削減に。
また、内容をよく確認せずに入り続けていた過剰な掛け捨て保険や貯蓄型保険を見直したことで、毎月の固定費を月々約5,000円削減することができました。
この2つを見直しただけで、年間で約16.8万円の支出削減につながっています。
たかが数千円を甘く見てはいけない
月に数千円くらい...と思うかもしれません。
しかし、この差は想像以上に大きいです。
たとえば、月5,000円の固定費削減は、年利5%で運用した場合の元本120万円とほぼ同じ効果になります。(120万円 × 5% = 年6万円 = 月5,000円)
つまり、スマホを格安SIMに変えるだけで、「120万円分の資産を持っているのと同じ効果」を手に入れたことになるのです。
固定費削減は、リスクゼロで、確実にリターンが得られる最強の資産形成手段です。
具体的な固定費削減の方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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攻めの戦略|まずは「1円」を自分の力で稼ぐ

守りを固めたら、次は「攻め」に移ります。
ここで取り組みたいのが 「副業」 です。
副業は、特別なスキルや経験がないとできない...。
そう思っていませんか?
ですが、最初から高度なスキルは必要ありません。
まずは、泥臭い労働から始めよう
私が最初に取り組んだ副業は、いわゆるキラキラしたWebビジネスではありません。
選んだのは、ハウスクリーニングでした。
休日に知人の家などを掃除し、日給で7,000円〜1万円ほどをいただく。
まさに体を使う仕事です。
正直、体力的にはかなりきつく感じました。
それでも、この経験は私に大きな自信を与えてくれました。
会社の看板がなくても、自分の力だけでお金を稼げる!
そう実感できたことが、会社への依存心を手放す大きな一歩になったのです。
「0→1」は誰でも作れる
副業で一番のハードルは、いきなり月5万円や10万円を稼ぐことではありません。
本当に難しいのは、「会社の看板なしで、最初の1円を稼ぐこと」です。
多くの人は、ここで立ち止まります。
「自分には売れるスキルがない」
「人にお金を払ってもらえるほどの価値なんてない」
そう思い込んでしまうからです。
ですが、0→1はもっと身近なところにあります。
例えば、こんなことです。
これもすべて、立派な0→1です。
え、それって副業なの?と思うかもしれません。
ですが大切なのは、金額の大きさではありません。
自分の行動が、誰かの役に立ち、その対価としてお金を受け取った。
この経験こそが、0→1を生み出すということです。
私の場合、ハウスクリーニングでいただいた最初の日給がそれでした。
金額以上に大きかったのは、「会社に頼らなくても、自分は稼げる」と実感できたことです。
この感覚を一度でも味わえると、副業に対する見方が大きく変わります。
「自分にもできた」
「やればお金になるんだ」
そう思えるようになると、次の一歩が一気に軽くなります。
0→1を作るために必要なのは、特別な才能でも、難しい知識でもありません。
まずは、今の自分にできることを、誰かの役に立ててみる。
それだけで十分です。
この感覚を掴めたなら、あとは少しずつ積み重ねるだけ。
もし、「何から始めればいいか分からない」という方は、以下の記事がヒントになるはずです。
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副業で稼ぐために知っておくべき心構えとは?【おすすめの副業】5選も紹介します!
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投資の戦略|「種銭」ができたら、お金に働かせる

生活防衛資金が整い、副業によって毎月の余剰資金が生まれるようになったら、いよいよ次のステップです。
ここからは、あなたが真面目に働いて作った「種銭」を、自分の代わりにお金にも働いてもらうフェーズに入ります。
そのために活用したいのが、投資です。
新NISAで「ほったらかし投資」
やることは、とてもシンプルです。
国が用意した非課税制度である新NISAを活用し、全世界株式(オルカン)やS&P500といったインデックスファンドを、毎月コツコツ積み立てるだけ。
基本的には、これで十分です。
本当に、それだけでいいの?と思うかもしれません。
しかし、長期・分散・積立を徹底するこの方法は、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットも勧めている考え方で、多くの人にとって最も再現性の高い投資法です。
まとまったお金は必要ない
100万円貯まってから投資を始めよう...と考える人もいますが、少額(月1,000円〜)から並行して始める(積立投資をする)のがおすすめです。
その理由は、大きく2つあります。
私自身の経験
私自身、投資を始めた当初から現在まで、iDeCoやつみたてNISA(現:新NISA)を使い、少額からコツコツと積み立てを続けてきました。
コロナショックの際には、資産が一時的に大きく減る場面もありましたが、不安に流されて売却することはせず、淡々と積み立てを継続しました。
その結果、その後の株価回復の波をしっかりと受けることができ、長期的に見て資産を大きく増やすことにつながっています。
投資をする上での注意点
一発逆転を狙って、FXや暗号資産のレバレッジ取引に手を出すのはおすすめしません。
それらは投資というより、ギャンブルに近い行為だからです。
まずはここから
まずは、インデックス投資で十分です。
派手さはありませんが、着実に「お金が働いてくれる感覚」をつかめます。
新NISAの具体的な始め方や考え方については、以下の記事で詳しく解説していますので、良かったらご覧ください。
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Q&A|よくある質問

最後に、これまでお伝えしてきた内容を踏まえて、多くの方が感じやすい疑問についてまとめました。
特に、純資産100万円未満の段階でつまずきやすいポイントを中心に、よくある質問にお答えしていきます。
借金(ローン)がある場合、返済と貯金どちらを優先すべき?
借金の「金利」によって判断します。
まず確認してほしいのは、その借金が「低金利か、高金利か」という点です。
住宅ローンや奨学金など、金利が2%以下程度の低金利の借金であれば、無理に繰り上げ返済を急ぐ必要はありません。
この場合は、返済を続けながら、貯金や投資を並行して進めても問題ないでしょう。
一方で、リボ払い・カードローン・消費者金融などの高金利の借金がある場合は、何よりも返済を最優先してください。
高金利の借金を抱えたまま貯金や投資をするのは、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。
借金との向き合い方について、もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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副業禁止の会社ですが、どうすればいいですか?
まずは「投資」や「副業に当たりにくいこと」から始めましょう。
株式投資や投資信託といった資産運用は、一般的には「副業」にはあたらないため、新NISA口座などでの投資は問題なく行えるケースがほとんどです。
また、メルカリでの不用品販売やポイ活も、事業性が低く、副業とみなされにくい方法です。
もう一歩踏み込みたい場合には、法人を作り、自分はその役員として活動するという選択肢もありますが、初心者向けではありません。
まずは、「節約+ポイ活+投資」といった、会社に指摘されにくい範囲から始めてみてください。
毎月1,000円の投資に意味はありますか?
はい、大いにあります。
たしかに、月1,000円では、すぐに大きな資産を作ることはできません。
ですが重要なのは、金額そのものではなく、「投資をする側に回ること」です。
証券口座を開き、自分の資産が市場の動きと連動する。
この感覚を持つことが、何より大切です。
この経験があると、将来、収入が増えたときにも、迷わず投資額を増やすことができます。
つまり、「何もしない0」と「始めた1」の差は、「1」と「100」の差よりも大きいのです。
まとめ

ここまで、純資産100万円の壁を超えるための考え方、具体的な行動ステップについてお話ししてきました。
最後に、この記事のポイントを整理します。
この記事のポイント
- マインド:100万円貯まるまでは見栄を捨て、会社は「スキル習得と種銭作りの場」と割り切る。
- 守り:まずは生活防衛資金。固定費の削減が最も確実で効果の高い対策です。
- 攻め:会社の看板を外して1円を稼ぐ。0→1の体験が自信になる。
- 投資:種銭ができたら新NISAで「お金に働かせる」。
純資産100万円は、人生を一気に変えるほどの金額ではありません。
ですが、資本主義というゲームに参加するための「スタートライン」にはなります。
また、100万円が貯まると、不思議と心に余裕が生まれてきます。
純資産100万円があるときの心の余裕
- 転職・副業・学び直しを、逃げではなく「選択」として考えられる
- 新しいスキルを学ぶための自己投資ができる
- 急な出費があっても、必要以上に不安にならなくなる
- 子どもの教育や将来について、落ち着いて話せるようになる
- 目先の損得より、「自分はどう生きたいか」を考えられる
私自身も、貯金ゼロ・知識ゼロからのスタートでした。
地道に節約し、汗をかいて副業をし、コツコツと投資を続けてきた結果、今の資産と自由があります。
だからこそ、断言できます。
あなたにも、必ずできます。
今日が、あなたの残りの人生で一番若い日です。
まずは、「時間とお金の使い方を見直してみる」、「自分の市場価値を高められそうなスキルを探してみる」、そんな小さな一歩からで構いません。
あなたの未来が、閉塞感ではなく「希望」で満たされることを、心から応援しています。
[筆者プロフィール]
40代男性。妻1人、子ども3人(6歳、5歳、3歳)の5人家族。本業年収は300万円前後。2018年1月に貯金500万円から資産形成を開始。約6年で純資産3,150万円を達成(2024年11月時点)。iDeCo、新NISA、投資信託、株式投資、暗号資産などを勉強しながら運用中。過去にハウスクリーニング、現在は暗号資産エアドロップで副収入を得ている。自身の低年収・子育て世代での経験をもとに、再現性の高い資産形成ノウハウやお金に関する思考法・習慣、投資の実践方法、リアルな資産状況などを、同じような悩みを持つ方々の力になれるよう、等身大の言葉で情報をお届けします。
[免責事項]
本記事は、筆者の個人的な経験や見解に基づいた情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や投資行動を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクが伴います。投資に関する最終的な判断は、ご自身の判断と責任において行ってください。また、税制や制度に関する情報は変更される場合がありますので、最新の情報をご確認ください。