資産形成

【実体験】年収300万円台・子供3人でもお金の不安が激減!子育て世代が「心の安定」を手に入れた考え方

stability of mind

「子どもの教育費って、一体いくらかかるんだろう…?」

「正直、今の収入で、ちゃんと貯金していけるか不安で夜も眠れない時がある…」

「毎日仕事に育児に家事に追われて、お金のこと考える余裕もないけど、このままで大丈夫なのかな?」

そんな漠然としたお金の不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?

私もほんの数年前まで、まさにあなたと同じようにお金のことで頭がいっぱいになり、心がザワザワする日々を送っていました。

子育て世代にとって、お金の悩みは尽きませんよね。

『大きくなっていく子どもの教育費…住宅ローン…自分たちの老後資金…』

考えれば考えるほど「このままで本当に大丈夫なのか?」という不安が募り、ついには「お金がない」という現実から目を背けたくなってしまう…。

多くの方は、このお金の不安を「収入が少ないから仕方ない」「どうしようもない」と諦めてしまいます。

あるいは、漠然とした不安に押しつぶされそうになったりしているのではないでしょうか?

不安は私たちの行動を鈍らせ、前に進むためのエネルギーを奪ってしまいます。

しかし、実はお金の不安は「収入の多さ」だけが原因ではありません

事実、年収が高くてもお金の不安を感じている人はたくさんいます。

一方、私のように本業の年収は300万円前後と決して高くなく、妻と幼い子ども3人(6歳、4歳、2歳)を抱える5人家族でも、お金の不安を感じずに、コントロールできる人間も存在する、これもまた事実です。

では、どうすれば「お金の不安を減らし、心の安定を手に入れる」ことができるのでしょうか?

答えは、お金に対する「考え方」を少し変え、それに伴う行動を地道に積み重ねることです。

結果、お金の不安を劇的に減らし、それに振り回されず、心の安定を手に入れることができるのです。

この記事では、私の実体験に基づいた、子育て世代が抱える「お金の不安」を減らし、「心の安定」を手に入れるための具体的な「考え方」を、私の失敗談や試行錯誤も含めて全てお伝えします。

記事を読み終えるころには、「お金の不安に振り回されない自分」になるためのヒントを得て、心の平穏を取り戻し、将来に向けて着実な一歩を踏み出すことができるでしょう。

そして、「自分にもできるんだ!」という希望を持って、お金と向き合えるようになるはずです。

一緒にお金の不安を減らし、心の安定を手に入れる旅に出かけましょう!

子育て世代が特に「お金の不安」を感じやすいワケ

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なぜ、私たち子育て世代は、「お金の不安」を感じやすいのでしょうか?

私自身の経験を思い出したり、周りの友人たちの話を聞いていると、いくつかの共通点が浮かび上がってきましたので、紹介していきましょう。

①必要なお金が大きい

まず、必要なお金が大きいという現実があります。

子育て世帯で必要とされるお金

  • 教育費:幼稚園から大学まで、一人あたり数百万円から一千万円以上かかる。
  • 住宅費:住宅ローン or 毎月の家賃。どちらも家計の大きな割合を占める。
  • 老後資金:年金だけでは足りないため、自分たちの老後資金を自分たちで準備する必要がある。
  • 日々の生活費:食費、光熱費、通信費、保険料、子どもの成長に伴う様々な出費(洋服、レジャー、お祝い事など)。

教育費、住宅費、生活費にかかる金額は、育てる子供の数が増えるのに比例して、膨れ上がっていきます。

その中で、自分たちの老後資金も準備しなければならないため、子育てをする親は本当に大変です。

これらの将来必要とされる莫大なお金が、「将来、いくら必要なんだろう…?」「本当に準備できるんだろうか…?」という不安の種となるのでしょう。

収入を急に増やせない

収入が急に増えにくい状況、これもまた不安を加速させる要因となります。

40代になると、昇給のペースが緩やかになったり、役職定年が近づいてきたりと、本業の給与が今後劇的に増えるイメージが持ちにくい人もいるでしょう。

子育てに手がかかる時期は、転職やキャリアアップのためのまとまった勉強時間が取りにくいため、収入を増やすための選択肢が狭まっていると感じることもあると思います。

さらに言うと、仕事と育児・家事の両立で時間がないことによる、お金に向き合う時間の不足も大きな要因です。

毎日クタクタで、お金の計算をしたり、将来の計画を立てたり、投資について調べたりする時間も気力もない…。

お金の現実から目を背けてしまう悪循環に陥りやすいのです。

これでは、お金の不安を減らすことはほぼ不可能でしょう。

③周りとの比較

周りの情報や成功事例との比較、これも不安を煽ることにつながりやすいです。

SNSでキラキラした投稿を見たり、同世代の友人がマイホームを建てたり、子どもの習い事に高額なお金をかけていたりするのを見ると、「それに比べて自分たちは…」と落ち込んでしまうことがあります。

私自身も、三人目の子供が生まれた頃から、こうしたお金の不安を強く感じるようになりました。

「この子たちが大きくなるまでに、どれだけお金が必要になるんだろう?」

「万が一、自分が病気になったり、会社を辞めることになったりしたら、どうなるんだろう?」

「周りのみんなはもっと余裕があるように見えるのに、どうして自分はこんなにカツカツなんだろう…」

夜中に一人で、そんな不安を抱えながら、眠れなくなることもありました。

漠然とした不安は、考えれば考えるほど大きくなり、私を行動不能にしていました。

しかし、その状態から抜け出すためには、立ちすくんでいても仕方ありません。

不安を感じている自分を受け入れつつ、その不安を減らすために、どうすれば良いかを考え始める必要がありました。

その過程で見つけたのが、お金の不安を「心の安定」に変えるための「考え方」です。

お金の不安を「心の安定」に変える!筆者実践の7つの考え方

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私がお金の不安に振り回される日々から抜け出し、心の安定を手に入れるために実践してきたのは、以下の7つの考え方です。

心の安定のために実践すべき7つの考え方

  1. 「完璧」を目指さない
  2. 漠然とした不安を「見える化」して具体的に捉える
  3. コントロールできることと、できないことを区別する
  4. 過去や未来を過度に心配せず「今」に集中する
  5. お金は「人生を豊かにする手段」であると捉える
  6. 他者と比較しない
  7. 学びに「投資」し、知識で不安をなくす

これらの考え方を意識するだけで、お金との向き合い方が変わり、不安が軽減されていくのを実感できるはずです。

それでは、紹介していきましょう。

考え方1:「完璧」を目指さない

お金の不安を感じている人は、「全てを完璧にやらなければ」と考えがちです。

家計管理も完璧に、投資も一番良い方法で、副業も成功させないと意味がない…。

しかし、いきなり完璧を目指そうとすると、そのハードルの高さに圧倒されてしまいます。

そうなると、結局何も始められない、あるいは挫折してしまう確率が高くなるでしょう。

私が資産形成を始めた頃も、最初はそんな感じでした。

「家計簿をつけよう!」と思っても三日坊主で終わる…

「投資の勉強をしよう!」と思っても専門用語ばかりで眠くなる…

このままでは、埒が明かないと思い、途中で考え方をシフトさせました。

具体的には、「完璧」を目指すのをやめ、「まずはできることから、小さく始める」という考え方に変えたのです。

例えば、家計簿は最初から細かく全ての項目を記録するのではなく、まずは「収入と支出をざっくり把握する」ことから始めるといった具合です。

支出も、まずは食費だけ、日用品だけ、というように項目を絞ってみました。

家計簿アプリ「Money Forward ME」(月額500円)を使えば、簡単に上記の目的を果たせますので、ぜひ使ってみてください。

完璧な家計簿ではなくても、何にお金を使っているかの全体像が見えるだけで、お金に対する意識は変わります

投資の勉強も、いきなり難しい本を読むのではなく、YouTubeの初心者向けチャンネルをいくつか見てみたり、分かりやすそうなブログ記事を読んでみたりする程度から始めました。

「ふーん、NISAってこんな感じなんだ」というレベルで十分です。

この「できること」から始めるという考え方は、心理的なハードルを下げてくれます。

「これなら自分にもできそう」と思えるからこそ、最初の一歩を踏み出しやすく、続けることも苦になりにくいのです。

小さな成功体験(「今月は家計簿を最後までつけられた!」「NISAって言葉の意味が分かった!」)が積み重なることで自信がつき、さらに難しいことにも挑戦できるようになるでしょう。

今日からできること

  • 家計簿アプリをダウンロードしてみる(記録はまだ始めなくてOK)
  • お金に関する本やブログのタイトルを見てみる(読むのは後でOK)
  • まずは今日、お金に関することで何か一つだけ、簡単なことをやろうと決める

考え方2:漠然とした不安を「見える化」して具体的に捉える

お金の不安は、得てして「漠然としたもの」です。

「将来が不安」「なんとなくお金がない気がする」などのような漠然とした不安は、不安を大きくする原因となります。

そのような不安を減らすためには、その不安の正体を「見える化」して、具体的に捉えることが非常に重要です。

私の場合、家計の「見える化」が、この不安を具体的に捉える第一歩でした。

家計簿アプリで収入と支出を記録し、毎月の収支を把握する。

これが、私の「見える化」でした。

最初は「こんなに無駄遣いしてたんだ…」「こんなにお金が残ってないんだ…」とショックを受けることもありました。

しかし、そこで感情的になるのではなく、「毎月〇万円の赤字なのか」「余剰資金は〇万円あるけど、何に使われているのか」という具体的な数字として現実を受け止めることで、漠然とした不安が「対処すべき具体的な問題」へと変わりました。

最近では、資産(預金、投資資産など)や負債(住宅ローン、車のローンなど)も見える化しています。

「今、自分たちの純資産はいくらなのか」「ローンはあといくら残っているのか」という現状を把握することで、漠然とした「将来ヤバいかも…」という不安が、「あと〇年でローンを返し終えるためには、毎月〇万円返済する必要がある」「老後資金として〇歳までに〇万円貯めたいなら、年間〇万円ペースで貯める必要がある」といった、具体的な目標や課題へと変わります。

不安の正体を具体的に捉えることで、「どうすればいいか分からない」という状態から、「この課題を解決するために、〇〇をしてみよう」という具体的な行動へと繋げることができるのです。

今日からできること

  • 家計簿アプリに1ヶ月分の収入と支出を記録してみる
  • 銀行預金、投資資産、ローンの残高を一覧に書き出してみる
  • これらの数字を見て、自分が何に一番不安を感じているのかを考えてみる

考え方3:コントロールできることと、できないことを区別する

お金に関する不安の中には、自分ではどうすることもできないことが原因となっているものも多くあります。

例えば、為替の変動、株価の暴落、世界経済の動向、国の政策などですね。

これらの要因について心配し始めても、キリがありませんし、疲れてしまうだけです。

そんな不安を減らし、心の安定を保つためには、「自分でコントロールできること」と「自分でコントロールできないこと」を明確に区別する考え方が非常に重要です。

明確に区別することができたら、自分がコントロールできることに意識とエネルギーを集中させるのです。

私が投資を始めた頃は、毎日の株価の変動に一喜一憂し、資産が少しでも減ると不安で仕方ありませんでした。

ニュースを見るたびに「世界経済が危ないらしい…自分の資産は大丈夫だろうか…」と、自分でどうすることもできないことで悩んでいました。

しかし、市場の動きを正確に予測することなんて、私にはできません。

私がコントロールできるのは、「どのような銘柄に投資するか」「いくら投資するか」「いつ投資するか(定期的に積み立てるなど)」「価格が下がっても慌てて売却しない」といった、自分自身の投資行動だけです。

同様に、本業の給料が劇的に上がるかどうかは、会社の業績や評価など、自分一人ではコントロールできない要因が非常に大きいと思います。

一方、「日々の業務に真剣に取り組む」「スキルアップのための勉強をする」「新しい仕事の機会を探す」といった、自分の成長に繋がる努力は、自分でコントロールできますよね?

自分の成長を果たせれば、副業をして『本業の収入』を超えることもできますし、転職をして『本業以上の収入』を得ることも可能です。

支出に関しても同じことが言えます。

物価の上昇など、自分でコントロールできない要因もありますが、「何にお金を使うか」「どうすれば無駄を減らせるか」は、自分でコントロール可能です。

自分でコントロールできないことで悩むのはやめましょう

それは、波が押し寄せてくるのを止めようとするのと同じくらい無意味で、疲れる行為です。

その代わりに、自分が「できること」に意識を向け、行動することにエネルギーを使う

この考え方が、お金の不安を減らし、前向きな行動を促してくれるでしょう。

今日からできること

  • 最近お金に関して不安に思ったことを書き出し、「自分でコントロールできること」「できないこと」に分けてみる
  • 自分でコントロールできることの中から、「今日、一つだけできること」を決めて実行する
  • 投資をしている人は、毎日の価格変動を気にしすぎず、長期的な視点を持つことを意識する

考え方4:過去や未来を過度に心配せず「今」に集中する

お金の不安は、多くの場合、過去の後悔や未来への過度な心配から生まれます。

「あの時、もっと貯金しておけばよかった…」

「もし、将来病気になったら、リストラされたら、どうしよう…」

過去を変えることはできませんし、未来の全てを予測することもできません。

「もしも」を考え出したらキリがなく、不安はどんどん膨らんでいきます。

そんなとき、どのような考え方を取り入れたら、そのようなお金の不安を減らし、心の安定を保つことができるのでしょうか?

おすすめは、「過去や未来を過度に心配せず、『今、この瞬間』に集中する」という考え方です。

もちろん、将来の計画を立てることは大切ですが、教育費や老後資金の目標額を考えることは、将来への備えとして必ず必要となるでしょう。

しかし、それはあくまで「目標設定」や「計画立案」の段階の話です。

計画を立てた後の段階で、その目標を達成するために「今、何ができるか」に意識を集中させるのがベストでしょう。

私の場合は、将来の教育費や老後資金について考えるとき、具体的な目標額を設定した後は、「そのために、今月いくら貯金や投資に回せるか」「収入を少しでも増やすために、今、どんな行動ができるか」「支出を最適化するために、今、何を見直せるか」といった、「今、できる行動」に焦点を当てるようにしました。

「来年、急に大きな病気になったらどうしよう…」と心配する代わりに、「今、健康診断を受けて自分の体の状態を把握しよう」「食生活に気をつけよう」といった、今できる健康管理に意識を向けます。

「あの時、あの株を買っておけば儲かったのに…」と後悔する代わりに、「今、投資に関する本を読んで知識を増やそう」「少額でも良いから、今から投資を始めてみよう」といった、今できる学びや行動に焦点を当てます。

過去は変えられないですし、未来は不確かです。

私たちが確実にコントロールできるのは、「今、この瞬間」の自分の考え方と行動だけです。

「今」に集中し、「今、できること」に最善を尽くす。

この考え方が、将来への不安を軽減し、心の安定をもたらしてくれるでしょう。

今日からできること

  • お金に関する不安が頭をよぎったら、「これは過去の後悔か、未来の心配か」と自問自答してみる
  • もしそれが過去や未来に関する不安であれば、「じゃあ、その不安を減らすために、今、自分にできることは何だろう?」と考えて、小さな行動を決めてみる
  • 家計簿をつける、投資について調べるなど、「今、やること」リストを作成してみる

考え方5:お金は「人生を豊かにする手段」であると捉える

お金そのものが目的になってしまうと、「もっと欲しい」「足りない」という欠乏感、「減るのが怖い」という恐怖心から、お金の不安は増幅されていきます。

それらを防ぐためには、お金はあくまで「人生を豊かにするための手段である」と捉え直す考え方が非常に重要です。

お金を使って、あなたは何をしたいですか?

家族で美味しいものを食べたい、年に一度旅行に行きたい、子どものやりたいことを応援したい、自分のスキルアップのために投資したい、将来は時間や場所に縛られずに暮らしたい…。

まずは、上記の例のような、あなた自身がお金を使って叶えたい「目的」を明確にしましょう。

お金を使って叶えたい「目的」を明確にすることで、お金に対する向き合い方が変わります。

つまり、単なる数字の増減ではなく、「このお金があれば、家族との貴重な時間を増やせる」「このお金が、子どもの可能性を広げてくれる」「このお金が、自分たちの将来の選択肢を増やしてくれる」といった、具体的な価値と結びつけて考えられるようになるのです。

私の場合は、「労働収入に頼らない豊かな生活」という大きな目的があります。

これは、単にリッチになりたいということではなく、「家族との時間を大切にしたい」「自分の興味のあることに挑戦したい」「住む場所や働き方を自分で選びたい」といった、お金を手段として叶えたい、具体的な「豊かな人生のイメージ」です。

この目的が明確になってからは、お金に関する行動に対するモチベーションが格段に上がりました。

節約も、副業も、投資も、「この行動は、自分の目指す豊かな人生に繋がっているんだ」と感じられるようになり、不安よりも「目標達成に向けて進んでいる」というポジティブな感情が優位になりました。

お金の不安を感じる時は、一度立ち止まって、「自分は、お金を使って何をしたいんだろう?」と考えてみてください。

お金の向こう側にある、本当に大切にしたいものを再確認すること、それこそがお金に対するあなたの考え方を変えるきっかけとなり、心の安定に繋っていくでしょう。

今日からできること

  • ノートやスマホのメモに、「お金があればやりたいこと(叶えたいこと)」を10個書き出してみる
  • その中から、一番ワクワクするものや、一番大切にしたいものを一つ選んでみる
  • その目的を達成するために、今日からできる小さな行動は何だろう?と考えてみる

考え方6:他者と比較しない

SNSやテレビ、あるいは友人知人の話を聞いていると、「すごいな」「羨ましいな」と思うことがたくさんあります。

「同年代なのに、もうこんなに資産があるのか」「こんなに立派なマイホームを建てたのか」「子どもにこんな習い事をさせているのか」…。

こうした他者との比較は、私たちにお金の不安や劣等感を感じさせる大きな原因となります。

自分は頑張っているつもりなのに、周りの成功事例を見ると「自分はダメだ…」と落ち込んでしまう。

そのような不安を減らし、心の安定を保つためには、どうすればよいでしょうか?

それは、「他者と比較しない。自分の家庭の状況と目標に合わせて、自分のペースで進む」という考え方を持つことです。

考えてみてください。

他人の家庭の状況(収入、家族構成、価値観、親からの支援など)は、あなたの家庭と全く同じではありません。

彼らが何にどれだけお金をかけているのか、どのようなリスクを取っているのか、私たちが知っているのは表面的なことだけですよね?

周りと比較して焦る必要は全くありません。

大切なのは、あなた自身の家庭が、あなたたちが定めた「豊かな人生」という目標に向かって、着実に進めているかどうかです。

私も最初は、周りの成功事例を見て「もっと早くからやっておけばよかった…」「自分は出遅れてるんじゃないか…」と焦りを感じたことがあります。

ただ、私の家庭には、私の家庭の状況(年収、子どもの人数、生活スタイル、大切にしたい価値観など)があります。

他の誰かの真似をしても、それが自分たちにとって最適とは限りません。

自分の家庭にとっての幸せや豊かさとは何かを明確にし、その目標に向かって、自分たちのペースで着実に一歩ずつ進んでいくことが大切です。

「昨日より今日の自分が、少しでもお金の知識を増やせた」「先月より今月の家計が少し改善できた」といった、過去の自分との比較に焦点を当てましょう

この考え方が、心の安定に繋がるのですね。

今日からできること

  • SNSなどで、お金に関する他人の投稿を見て落ち込んだり、焦りを感じたりしたら、一度スマホを閉じてみる
  • 自分自身の「お金があれば叶えたいこと」リストを見返してみる
  • 私は私のペースで大丈夫…と心の中で唱えてみる

考え方7:学びに「投資」し、知識で不安をなくす

お金に関する不安の多くは、実は「知らないこと」から生まれています。

将来いくら必要か分からない、投資が怖い、制度が複雑そう…こうした知識不足が、漠然とした不安を増幅させます。

これらを防ぐためには、お金に関する「学び」に時間や労力を「投資」し、知識で不安をなくしていく考え方が非常に有効です。

私が資産形成を本格的に始めてから、一番力を入れたことの一つが「学ぶこと」でした。

家計管理の方法、税金、社会保険、NISAやiDeCoといった非課税制度、投資信託の種類やリスク、副業の方法…。

とにかく、お金に関する様々な情報を積極的にインプットしました。

最初のうちは専門用語が多く、よくわかりませんでしたが、本を読んだり、ブログを見たり、YouTubeを見たり、セミナーに参加したり…と、とにかく少しずつ学びを進めていきました。

そうしているうちに、これまで漠然としていた不安が知識によって明確になり、「どう対処すれば良いのか」だんだんと見えてくるようになったのを記憶しています。

「将来いくら必要なのか分からない」 教育費や老後資金の目安を学ぶことで、具体的な目標額が見える

「投資は怖い」 投資の仕組みやリスク、歴史を学ぶことで、必要以上に恐れなくなる

「国の制度は難しそう」 NISAやiDeCoのメリットや仕組みを学ぶことで、積極的に活用できるようになる

このように知識が増えることで、「分からない」という不安が「知っている」という安心感に変わり、冷静な判断ができるようになるのです。

知識は一度身につければ、誰にも奪われることのない、最も確実な資産となり得ます。

お金に関する学びは、最も費用対効果の高い「投資」ですから、ぜひこの考え方を取り入れていきましょう。

今日からできること

  • お金に関する学びを、日々の習慣の中に組み込む(例:通勤中にYouTubeを5分聞く、寝る前に本を読む)
  • 自分が一番不安に思っているお金のこと(例:教育費、老後資金、投資)について、まずは一つ、簡単な入門書や解説記事を探して読んでみる
  • NISAやiDeCoについて、まずは「どんな制度なんだろう?」というくらいの軽い気持ちで調べてみる

【今日からできる】不安を減らす具体的な行動

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ここまで、お金の不安を減らし、心の安定を手に入れるための7つの考え方を紹介してきました。

これらの考え方は、理解するだけでなく、日々の具体的な行動に落とし込むことで、最大限の効果を発揮してくれます。

ここでは、7つの考え方を実践するために、「今日からできる」具体的な行動をいくつか紹介していきます。

これらも、完璧を目指す必要はありません。

まずは一つでも良いので、ピンときたものから試してみてください。

不安の正体を具体的に捉える(考え方2)ために、まずは収入と支出の「見える化」を始めましょう。

完璧を目指さず、まずは1週間だけでも記録してみる、食費だけつけてみる、などハードルを下げてOKです。

目的は、自分のお金の流れを大枠で知ることですから、最初はこのくらいの楽な感じで始めましょう。

私がやったこと

私はかなりの面倒くさがりなので、まずはクレジットカード支払いのもの、銀行自動引落支払いのものだけを家計簿アプリに連携して記録していきました。それだけでも、大部分のお金の流れを知ることができ、見直すべきコストの見える化に成功しました。

自分でコントロールできること(考え方3)に集中するために、最も効果の高い固定費の見直しに着手しましょう。

まずは、スマホの通信費だけ、あるいは加入している保険を一つだけ、見直しを検討してみることから始めるのがおすすめです。

私がやったこと

まずは、スマホの通信費を見直し・検討しました。最終的にdocomoの格安プラン『ahamo』に変更することで、月額2,000円~3,000円お得になりました。

学びに投資する(考え方7)ために、国の有利な制度であるNISAやiDeCoについて調べてみましょう。

すぐに口座開設や投資をする必要はありません。

「どんな制度なんだろう?」という軽い気持ちで、公式サイトや分かりやすい解説記事を読んでみるだけで十分です。

私がやったこと

まずは、iDeCoについて勉強を始めました。最初に、「金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術」(竹川 美奈子著)という本を読み、その後にYOUTUBE動画や資産形成ブログなどで情報収集をしたと記憶しています。実際に投資を始めたのは、それから数か月後です。

学びに投資する(考え方7)習慣をつけるために、スキマ時間(考え方5)を活用して、お金に関する情報に触れてみましょう。

難しく考えず、興味のある記事や本の冒頭部分を5分だけ読んでみる、YouTubeを5分だけ聞いてみるなど、無理のない範囲でOKです。

私がやったこと

私の場合、通勤時間や家事の時間を活用して、YOUTUBE動画やオーディオブックを耳で聞いていました。今でもその習慣は維持できており、チリツモでかなりの知識を習得することができています。

衝動買いを防ぎ、自分でコントロールできること(考え方3)に集中するために、何か欲しいものを見つけたら、すぐに購入せず、まずは30秒立ち止まって考えてみる習慣をつけましょう。

「本当に必要か?」「目的達成に必要か?(考え方5)」と自問自答する時間を持ちます。

私がやったこと

イオンなどの大型ショッピングモールで買い物をする際、もし欲しい服を見つけてたとしても、一度他のお店(本屋、子供のおもちゃ売り場)に移動して、その間に「本当に必要か?」と自問するようにしていました。おかげで、家にある服は10年選手ばかりです。

収入源を増やす努力を小さく始める(考え方6)ために、家に眠っている不用品を一つだけ選んで、フリマアプリで写真を撮って出品してみましょう。

大金にならなくても、「自分で収入を生み出せた」という経験は、お金に対する自信に繋がります。

私がやったこと

私の場合、ハウスクリーニングの副業を始める前に、親や同僚の家のエアコンクリーニングを練習もかねて無料でしたりしていました。お金の代わりに「夜ご飯」を奢ってもらい、食べながら「自分で稼ぐ」喜びを堪能していたことを今でも覚えています。

これらの行動は、どれも小さく、今日からでも始められるものばかりです。

お金の不安を減らし、心の安定を手に入れるための考え方を、あなたの人生に定着させてくれます。

ぜひ、一つでも構いませんので実際に行動を起こしてみましょう。

きっと、今とは違う「新鮮な景色」を味わうことができますよ。

それでもお金の不安が襲ってきたときの「心の整え方」

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考え方を変え、具体的な行動を始めたとしても、お金の不安が完全に消えるわけではありません。

特に、ニュースで不景気の話題を見たり、予期せぬ大きな出費があったりすると、また不安が襲ってくることもあるでしょう。

そんなとき、どうすれば心の安定を保てるのか?

私自身も、今でも不安を感じることはありますが、以下の方法で心の状態を整えるようにしています。

頭の中で漠然と考えているだけだと、不安はどんどん大きくなります。

紙やスマホのメモに、何が不安なのか、具体的に書き出してみましょう。

「子どもの大学資金が〇円足りないかもしれない」「〇〇のニュースを見て将来が心配になった」など、具体的に書くことで、不安の正体を客観的に見つめることができます。

書き出すだけでも、心が軽くなることがあるのです。

一人で抱え込まず、信頼できる相手に話を聞いてもらうことも大切です。

「実は最近、お金のことが不安なんだ」と打ち明けるだけでも、心が楽になります。

相手が同じような経験をしていたり、良いアドバイスをくれたりすることもありますのでおすすめです。

お金のことばかり考えていると、心が疲弊してしまいます。

そんなときは意識的に、お金から離れる時間を作りましょう。

好きな音楽を聴く、体を動かす、趣味に没頭する、家族との時間を楽しむなど、あなたが心からリラックスできる、好きなことをする時間を持つことが大切です。

心の栄養補給をすることで、またお金と向き合うエネルギーが湧いてきます。

「家計簿を1週間続けられた」「固定費を少しだけ減らせた」「投資を始めてみた」など、過去に『お金に関してできたこと』『目標を達成できたこと』を思い出しましょう。

どんなに小さなことでも良いのです。

「自分はできるんだ」という成功体験は、不安に立ち向かうための自信を与えてくれるでしょう。

これは投げやりになるのではなく、「自分でコントロールできることには最善を尽くすが、コントロールできないことは過度に心配しない」(考え方3)という姿勢の表れです。

自分でやれることをやった後は、結果を全てコントロールすることはできない、という事実を受け入れることも心の安定には必要です。

不安を感じることは悪いことではありません。

大切なのは、その不安にどう向き合い、どうコントロールしていくかです。

これらの方法を試しながら、少しずつあなたにとって最も効果的な「心の整え方」を見つけていきましょう。

まとめ

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この記事では、子育て世代が抱えやすい「お金の不安」に焦点を当て、その不安を減らして「心の安定」を手に入れるための具体的な「考え方」、それに繋がる「今日からできる行動」を私の実体験を交えながら紹介してきました。

お金の不安を完全に消し去ることは、現実的には難しいかもしれません。

しかし、「完璧を目指さない」「見える化する」「コントロールできることに集中する」「今に集中する」「お金は手段と捉える」「他者と比較しない」「学びに投資する」といった考え方を身につけ、それを日々の小さな行動に落とし込むことで、不安の大きさを劇的に減らし、心の安定を手に入れることができると私は確信しています。

そして、その考え方を実践に落とし込むために、家計の見える化を始める、固定費を一つ見直す、NISAについて調べてみる、といった『今日からできる』小さな行動を積み重ねることが大切ですし、何より、それが最初の一歩となります。

心の安定は、一朝一夕に得られるものではありません。

日々の意識、小さな行動の積み重ねがやがて確固たるものになるのです。

焦る必要はありません。

あなた自身のペースで、できることから始めていきましょう。

不安が襲ってきたときは、この記事で紹介した「心の整え方」を試してみてください。

「お金がない」という不安は、あなたを立ち止まらせてしまう可能性があります。

しかし、考え方を変え、小さな一歩を踏み出すことで、不安は「未来を変えるためのエネルギー」に変わります。

不安を感じている自分を受け入れつつ、「じゃあ、どうすれば良くなるかな?」と前向きに考え、行動に移す力を養うことが心の安定への近道です。

この記事が、あなたが「お金の不安」から解放され、心の安定を手に入れ、将来に向けて希望を持って進んでいくための一助となれば、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。

お金の不安を乗り越え、あなた自身と家族にとっての「豊かな人生」を実現するための力をあなた自身が持っていることを忘れないでください。

心から応援しています!


[免責事項]
本記事は、筆者の個人的な経験や見解に基づいた情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入や投資行動を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任において行うようお願いいたします。また、税制や制度に関する情報は変更される場合がありますので、最新の情報をご確認ください。

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