「毎月のスマホ代、もっと安くならないかな…」
そう思いながらも、「安くすると通信が遅くなるんじゃ…」「設定が難しそう…」と二の足を踏んでいませんか?
実は今、格安SIMの世界は大きく変わっています!
高品質なのに月々の料金が半額以下になることも。家族4人なら、年間10万円以上の節約も夢じゃありません。
この記事では、筆者が実際に格安SIMを検討し、乗り換えた体験をもとに、あなたのデータ使用量に合った「本当におすすめできる格安SIM」をご紹介します。
✅ 月に1~50GBの方には驚きのコスパを誇る『日本通信SIM』
✅ 大容量派には柔軟性抜群の『povo2.0』
✅ シンプルさと海外対応を求める方には『ahamo』
それぞれの特徴、実際の料金シミュレーション、失敗しない乗り換え方法まで、初心者にもわかりやすく解説しますので、安心して読み進められると思います。
ぜひ、スマホ代の悩みを解消し、日々の生活を豊かにしていきましょう!
この記事は以下のような人におすすめ!
この記事は、以下のような方々におすすめです。
こんな人におすすめ
- 毎月のスマホ代をもっと安くしたいと考えている
- ご夫婦で働いていて、家計のやりくりを工夫している
- お子さんがYouTubeやゲームで通信量を使うことが増えている
- 料金は抑えたいけど、通信が遅くなるのは困る
- 家族みんながスマホをよく使うけど、使う量は人それぞれ違う
特に、家計を見直したい30~50代の方にとっては必見の内容となっています。
この記事では、以下の3つのサービスに焦点を当て、皆さんにぴったりのSIMカードを選ぶためのガイドをお届けする予定です。
それぞれの特徴、メリット・デメリット、実際の利用体験を踏まえて、わかりやすく説明していきますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、解説していきます!
料金プランの選び方
まずは、料金プランの選び方について説明していきます。
料金プランの選び方は、次の①~③を順に行うとよいでしょう。
ただ、格安プランを検索する作業はとても面倒くさいですよね?
本記事では、面倒くさい格安プランの検索作業を代わりにやっておきましたので、読者の皆さんがやるべきことは、「①スマホのデータ使用量を把握」し、「③自分に最適な料金プランを比較・決定」するだけです。
では、順番に説明していきます。
あなたはどっちのタイプ?データの使い方チェック
スマートフォンの料金プランを選ぶとき、一番重要なのはデータ使用量です。
しかし、自分が実際にどれくらいデータを使っているか、正確に把握している人は意外と少ないのではないでしょうか?
「無制限プランじゃないと不安」と思って高いプランを選んでいるけれど、実際はそこまで使っていないということもよくあります。
まずは、あなた自身のデータ使用パターンを通して、あなたが「データを少~中程度使うタイプ」なのか、あるいは「データをたくさん使うタイプ」なのかを確認しましょう。
そうすることで、簡易的ではありますが、格安SIMの料金プランを決定することができます。
データ使用量で見る2つのタイプ
スマホユーザーは大きく分けて2つのタイプに分類できます。
あなたはどちらのタイプでしょうか?
【月に1~50GB】少~中くらい使う人
データ通信を月に1~50GBくらい使う人は、次のような使い方をしている傾向があります。
このタイプの人は、大容量プランよりも、中容量または小容量プランの方が経済的に有利なことが多いです。
最近では20GB前後で月額2,000円程度のプランも増えてきていますので、このタイプの方にとっては選択肢が多く、非常に良い環境であるといえますね。
【月に50GB以上】たくさん使う人
データ通信を月に50GB以上使う人は、次のような使い方をしている傾向があります。
このタイプの方は、大容量プランや無制限プランを選ぶ方が安心です。
データ量を気にせずに使える環境が必要なため、少し料金が高くても使用制限のないプランの方がストレスなく利用できるでしょう。
自分のデータ使用量を正確に把握しよう
上述した「データ使用量で見る2つのタイプ」が分かれば、料金プランをざっくり決めることができます。
それだけでも、80点以上の合格点は取れたといっても過言ではありませんが、もっと正確にデータ使用量を把握したい場合は、スマホの設定画面から実際のデータ使用量を確認するとよいでしょう。
iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」から、Androidなら「設定」→「接続」→「データ使用量」などから確認可能です(機種やOSのバージョンによって多少異なります)。
なお、単月のデータだけでは特別な事情で使用量が増減している可能性もあるので、できれば『過去3ヶ月分くらいのデータ』を見て、平均的な使用量を把握しておきましょう。
データ使用量を把握することは、自分に最適な料金プランを選ぶための第一歩です。
最近は通信会社も増え、プランの種類も豊富になっています。
自分の使用パターンに合わせて、コストパフォーマンスの高いプランを選ぶことで、スマホの月額料金を効果的に節約することができるでしょう。
実は「思ったより使ってない!」という人も多いので、ぜひチェックしてみてください。
これがわかると、あなたにぴったりのプランが選べますよ。
自分に最適な料金プランを比較しよう
スマホのデータ使用量を把握できたら、自分に最適な料金プランを比較・決定しましょう。
ここでは、以下の3つの格安SIMのサービスに絞って比較していきます。
現在、多くの格安SIMサービスがあり、選択するだけで数時間かかります。
日々の生活や仕事に忙しい皆さんに貴重な時間を使ってほしくないため、私が調べて候補を絞っておきました。
この3つのサービスから選んでおけば、多くの人が納得できる合格点は取れます。
もっと安く、通信品質の良い格安SIMサービスのプランもあるかもしれませんが、大手キャリアプランよりは大幅に安くなることは確実ですから、とりあえずこれらの合格点以上のプランに変更しておくのがおすすめです。
もし、調べる時間ができたら、その都度より良いプランを検索・比較するようにしましょう。
それでは、順にご紹介していきますね。
日本通信SIM(1~50GB向け)
まずは、「日本通信SIM」の料金プランについて説明します。
日本通信SIMは、データ使用量が50GB以下のユーザーに特におすすめのサービスです。
特に「合理的」と名付けられたプランシリーズが注目に値します。
主要な「合理的」プランを見てみよう!
では、具体的にどんなプランがあるのか見ていきましょう。
プラン名 | 月額料金 | データ容量 | 通話料 | 追加オプション |
---|---|---|---|---|
合理的 シンプル290プラン | 290円 | 1GB | 無料通話なし (11円/30秒) | 通話かけ放題、 1回5分or月70分 (+1,600円、+390円) |
合理的 みんなのプラン | 1,390円 | 20GB | 無料通話5分/回 or 月70分無料通話 | 通話かけ放題 (+1,600円) |
合理的 50GBプラン | 2,178円 | 50GB | 無料通話5分/回 or 月70分無料通話 | 通話かけ放題 (+1,600円) |
1. 合理的シンプル290プラン
「合理的シンプル290プラン」の特徴は以下の通りです。
とにかくスマホ代を安く抑えたい!という方にぴったり。
家や職場など、Wi-Fi環境が中心で、スマホのデータ通信はメールやLINEの確認、ちょっとした調べ物くらい、という方におすすめです。
1GBを超えても、使った分だけ1GBあたり220円で追加できるので安心です(上限あり)。
通話もほとんどしないか、LINE通話などがメインの方に向いています。
2. 合理的みんなのプラン
「合理的みんなのプラン」の特徴は以下の通りです。
「そこそこデータ通信も使うし、短い電話もたまにする」という、多くのスマホユーザーにちょうど良いプランです。
20GBあれば、動画視聴や音楽ストリーミング、SNSなどを十分に楽しめます。
短い用件の電話が多い方は「5分かけ放題」、通話時間は短いけど回数が多い方や、たまに長めの電話をする方は「月70分無料」を選ぶと良いでしょう。
バランスの取れた人気のプランです。
3. 合理的50GBプラン
「合理的50GBプラン」の特徴は以下の通りです。
外出先でも動画をたくさん見たり、オンラインゲームを楽しんだり、パソコンやタブレットをスマホに繋いで使う(テザリング)ことが多いなど、データ通信量を気にせずたっぷり使いたいヘビーユーザー向けのプランです。
50GBあれば、多くの人がデータ容量不足に悩むことは少なくなるでしょう。
日本通信SIMの嬉しいポイント【メリット】
メリットは、以下の通りです。
メリット
- 圧倒的な低価格:1GBプランは月額290円とコスパ最強
- ドコモ回線を利用:安定した通信品質を確保
- プラン変更が簡単:月ごとに使用量に合わせて変更可能
- シンプルな料金体系:わかりやすい定額制
一番のメリットは、やはり圧倒的な低価格な点でしょう。
特に「合理的シンプル290プラン」の290円は、数ある格安SIMの中でもトップクラスの安さ。
他のプランも、データ容量に対して価格が抑えられており、お財布に優しいのが最大の魅力です。
格安SIMで気になるのが通信品質ですが、日本通信SIMは信頼性の高いドコモ回線を利用しているので、比較的安定した通信が期待できます。
最近は「安かろう悪かろう」ではないんですね。
複雑な割引条件なども少なく、シンプルな定額制なのも時間のない共働き世帯にとっては大きなメリットと言えますね。
ちょっと注意したいポイント【デメリット】
もちろん、良い点ばかりではありません。
契約前に知っておきたい以下の注意点をいくつか確認しておきましょう。
デメリット
- 通信速度は大手キャリアより若干劣る:特に混雑時間帯は注意
- サポート体制がオンライン中心:対面サポートを求める方には不向き
- 5Gサービスは限定的:最新技術への対応はやや遅れ気味
一番のデメリットは、通信速度が大手キャリアと比べて若干劣る点ですね。
ドコモ回線を使っていますが、お昼休みや夕方の帰宅時間など、多くの人が一斉にスマホを使う時間帯は、大手キャリア(ドコモ本体など)と比べると通信速度が少し遅くなる可能性があります。
動画の読み込みに少し時間がかかる、といったこともあるかもしれません。
また、日本通信SIMには、大手キャリアのような街中の店舗がないのが現状です。
申し込みや各種手続き、困ったときの相談などは、基本的にウェブサイトや電話、メールで行うことになりますので、直接スタッフと対面して相談したい方には、少し不便に感じるかもしれませんね。
こんな人におすすめ
以上のメリットとデメリットを踏まえると、日本通信SIMは特に次のような方におすすめです。
日本通信SIMは、「合理的」なプラン設計により、特に1GB~50GBのデータ通信量を利用するユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となる格安SIMサービスです。
ただし、圧倒的な低価格、安定したドコモ回線、シンプルな料金体系、プラン変更の柔軟性といったメリットがある一方、混雑時の通信速度やオンライン中心のサポート体制といった側面も理解しておくことも大切です。
あなたのスマホの使い方や重視するポイントを考えてみて、「これは自分に合っているかも!」と感じたら、ぜひ日本通信SIMを検討してみてはいかがでしょうか?
povo2.0(50GB以上向け)
povo2.0は、auが提供するオンライン専用の料金サービスです。
最大の特徴は、月額基本料金が0円であること。
まるでスーパーマーケットでお買い物するように、データ通信量や通話かけ放題など、自分に必要なサービスだけを「トッピング」として購入する仕組みですね。
プランの特徴を見てみよう!
具体的なプランの特徴は以下の通りです。
プラン特徴 | 詳細 |
---|---|
月額基本料金 | 0円~(トッピング制) |
データプラン (30日間) | 3GB/990円、30GB/2,780円、100GB/3,278円など (すべて税込) |
通話料 (かけ放題なしの場合) | 22円/30秒 |
通話オプション | 5分かけ放題/550円 完全かけ放題/1,650円 |
契約期間 | なし (解約金なし) |
追加データ | 必要なデータ量の トッピングを追加 |
povo2.0のここがポイント【メリット】
povo2.0のポイントは以下の通りです。
ここがポイント
- 基本料金0円スタート:使わない月は支払いが発生しない(※ただし、180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止や契約解除の可能性あり)。
- 自由な「トッピング」(すべて税込)
- データトッピング: 使う量に合わせて選べます。
- 使い放題(6時間):250円
- 使い放題(24時間):330円
- データ追加1GB(7日間):390円
- データ追加1GB(180日間):1,260円
- データ追加3GB(30日間):990円
- データ追加20GB(30日間):2,700円
- データ追加30GB(30日間):2,780円
- データ追加60GB(90日間):6,490円(30日あたり20GB約2,164円)
- データ追加300GB(90日間):9,834円(30日あたり100GB約3,278円)
- データ追加150GB(180日間):12,980円(30日あたり25GB約2,164円)
- データ追加120GB(365日間):21,600円(1ヵ月あたり10GB約1,800円)
- データ追加300GB(365日間):24,800円(1ヵ月あた25GB約2,067円)
- データ追加360GB(365日間):26,400円(1ヵ月あた30GB約2,200円)
- …など、様々な期間と容量の選択肢があります。
- 通話トッピング
- 5分以内通話かけ放題:月額550円
- 通話かけ放題:月額1,650円
- トッピングなしの場合:22円/30秒
- データトッピング: 使う量に合わせて選べます。
- まとめ買いでお得:60GB(90日間)や360GB(365日間)のように、長期間有効なデータトッピングをまとめて購入すると、1ヶ月あたりの料金がかなり割安になります。
- au回線の安定感:auの高品質なネットワークを利用可能。
- 契約期間の縛りなし:いつでも解約でき、解約金もかかりません。
- 5Gに対応:対応エリアや速度は本家auと全く同じです。
なかでも注目すべきは、「トッピング」の柔軟性です。
必要なサービスを「トッピング」として追加できるため、自分に合ったプランを自分自身でつくることができます。
さらに、データトッピングの期間を90日間、180日間、365日間などの長期プランにすると料金が安くなるのも嬉しいポイントですね。
例えば、データトッピング『360GB(365日間):26,400円』にした場合、1ヵ月当たり料金は「30GB 2,200円」となります。
データトッピング『30GB(30日間):2,780円』と比較して、580円もお得です。
毎月コンスタントに使うデータ通信量が決まっているのであれば、180日間や365日間などの長期プランを選ぶようにしましょう。
料金イメージをつかんでみよう!
例えば、毎月コンスタントにデータ通信をたくさん使い、たまに短い電話もかける場合…
- データトッピング:60GB(90日間)6,490円 ⇒ 30日あたり20GBで約2,164円
- 通話トッピング:5分以内通話かけ放題 550円
- 合計:月額 約2,714円
このように、自分の使い方に合わせて組み合わせることで、料金を自分専用に最適化できるのはGoodポイントですね。
料金のシミュレーションは、povo2.0公式サイト:料金シミュレーターで計算することができますので、ぜひご自身でやってみて、料金イメージをつかんでおくとよいでしょう。
ちょっと注意したいポイント【デメリット】
基本料0円で自分に必要な分だけ「トッピング」できるpovo2.0は、とっても魅力的ですよね?
しかし、契約する前に知っておきたい「ちょっと注意したいポイント」(デメリット)もいくつかあります
デメリット
- 毎回「トッピング」を選ぶ手間と管理が必要
- うっかりすると使えなくなるリスク(180日ルール)
- 海外での利用は、別途トッピング購入が必要
- 日本通信SIMなどに比べて割高
- サポート体制がオンライン中心
一番のデメリットは、トッピングを毎回選ぶ手間と管理が必要なことでしょう。
毎月自動で引き落とされる定額プランと違い、「今月はどのデータ量にしようかな?」「あ、そろそろ有効期限が切れるから追加しなきゃ!」と、自分で考えて手続きする必要があります。
これを面倒に感じる人もいるかもしれませんね。
また、180日ルールにも気を付けなければなりません。
180日間ルールとは、最後の有料トッピング購入日から180日間、一度も有料トッピングの購入がないと、事前にSMSやメールでお知らせが来た上で、利用停止や契約解除になってしまうルールのことです。
「全く使わない月が半年以上続きそう…」という場合は注意が必要です。
このような手間や管理が嫌な人は、ahamoの定額プランなどを選びましょう。
ahamo(50GB~110GB向け)
ahamoは、ドコモが提供するオンライン専用プランです。
povo2.0とは対照的に、非常にシンプルで分かりやすい料金体系が特徴です。
プランの特徴を見てみよう!
プラン特徴 | 詳細 |
---|---|
月額基本料金 | 2,970円 (税込) |
データ容量 (1ヵ月) | 30GB (海外でも30GBまで使用可) |
通話料 | 5分以内の国内通話無料 (5分超過後 22円/30秒) |
通話オプション | 完全かけ放題 (1,100円) |
契約期間 | なし (解約金なし) |
追加データ (1ヵ月) | ahamo大盛り80GB/1,980円 1GB/550円 |
ahamoのここがポイント【メリット】
ここがポイント
- 基本プラン: 月額2,970円(税込)
- データ容量:30GB
- 国内通話:5分以内無料(超過後は22円/30秒)
- 大容量なら「ahamo大盛り」: もっとデータを使いたい!という方には、「ahamo大盛りオプション」が用意されています。
- オプション料金:月額1,980円(税込)
- 追加データ容量:80GB
- 合計:月額4,950円(税込)で、毎月110GBまで利用可能!
- 海外でもそのまま使える: 追加料金なしで、基本データ容量30GBを海外91の国・地域で利用できます。これは大きな魅力です!(※海外利用は15日間の速度制限ルールあり。)
- ドコモ回線の広範囲なエリア: ドコモの安定した高品質なネットワークが使えます。
- 契約期間の縛りなし: povo2.0と同様、解約金は不要です。
- 一部店舗サポートあり: 基本はオンラインですが、有料(1回3,300円)でドコモショップでのサポートも受けられます。初心者には少し安心かもしれません。
海外利用の注意点:
海外で最初にデータ通信を使った日から15日経つと、通信速度が最大128kbps(メールの送受信程度ができるくらい)に制限されます。この制限は、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。長期滞在の場合は注意が必要です。
ちょっと注意したいポイント【デメリット】
月額2,970円で30GB、またはプラス1,980円で合計110GBも使えるahamo。
シンプルで分かりやすく、ドコモ回線という安心感もあって魅力的ですよね?
ただ、契約する前に知っておきたい「ちょっと注意したいポイント」(デメリット)もいくつかありますので、説明していきます。
デメリット
- プランに「ちょうどいい」がない
- データが余っても、翌月に繰り越せない
- 留守番電話サービスや転送電話サービスが使えない
- お店でのサポートは有料:1回あたり3,300円(税込)。全国のドコモショップでの手続きの申し込み補助や操作案内などが対象
ahamoは、月額料金が分かりやすく、大容量データ通信や海外利用に強みがあるプランです。
しかし、そのシンプルさゆえに、プランの選択肢が少なかったり、データ繰り越しができなかったり、一部利用できないサービスがあったりします。
例えば、「毎月10GBくらいしか使わないんだよな…」という方にとっては、20GBプランでもデータ容量が余ってしまい、少し割高に感じるかもしれません。
povo2.0のように、3GBや、もっと少ないデータ量のプランがないのですね。
また、「今月だけちょっとデータが足りない!」という時に、povo2.0なら細かいデータ量のトッピングを追加できますが、ahamoの場合は1GB/550円の追加か、大盛りオプション(月額1,980円)を追加するかの二択になります。
これらのデメリットを理解した上で、「毎月30GBか110GB使うからシンプルで良い」「データ繰り越しは気にしない」「留守番電話や転送電話は使わない」「サポートはオンラインで大丈夫」という方であれば、ahamoは非常に使いやすく、満足度の高いプランになるでしょう。
ご自身の使い方や、譲れない機能などを考え合わせて、ahamoが本当に合っているか検討してみてくださいね。
あなたに合うのはどっち?『povo2.0』vs『ahamo』
「スマホの料金プランを選ぶとき、『povo2.0』と『ahamo』をどのように選んだらいいの?…」
「結局、自分にはどっちが合ってるの?…」
そんなふうに迷っている方は多いのではないでしょうか?
私も正直かなり迷いました。
ですから、ここでは私の経験も踏まえて、『povo2.0』と『ahamo』の選び方のポイントをできるだけシンプルにわかりやすく解説していきたいと思います。
ざっくり結論
ざっくりとした結論を言うと、『povo2.0』と『ahamo』の選び方のポイントは以下の通りです。
- 「毎月のデータ量がまちまち」「とにかく料金を抑えたい」 → 『povo2.0』
- 毎月そこそこ使うし、追加手続きなしで海外データ通信を使いたい → 『ahamo』
どちらも違約金はないので、ライフスタイルが変わったとしても、すぐに乗り換え可能です。
自分の「平均データ使用量・通話頻度」や「手間をどこまで許容できるか」、「海外利用の頻度」を確認して、最適な方を選ぶと満足のいく結果を得られるでしょう。
以下でもう少しかみ砕いて説明していきます。
基本情報を比較してみよう!
まずは、両サービスの基本情報を見てみましょう。
povo2.0 | ahamo | |
回線品質 | au回線(高品質) | ドコモ回線(高品質) |
料金の柔軟性 | 非常に高い(トッピング制) | 固定料金 |
データ容量の選択肢 | 多様(3GB~300GB) | 固定(30GB + 追加購入可) |
国内通話 | オプション(5分かけ放題/完全かけ放題) | 標準で5分無料(完全かけ放題OPあり) |
サポート | オンライン中心 | オンライン中心 + 店舗対応(一部) |
海外対応 | 別途購入 | 標準で30GB |
5G対応 | 〇 | 〇 |
契約期間/解約金 | なし | なし |
あなたにぴったりなのはどっち?
上記の比較を踏まえて、どんな人にどちらのプランが向いているか、具体的に見ていきましょう。
まずは、『povo2.0』に向いている人を見てみます。
続いて、『ahamo』に向いている人を見てみましょう。
このように、各サービスは使い方や価値観によって向き不向きがあります。
自分のライフスタイル、あるいは節約重視か手軽さ重視かなどを考慮して選ぶことが大切です。
利用例で考えてみよう!
では、もっと具体的に利用例を示しながら、自分に向いているプランを考えてみましょう。
例えば、「外出先で動画をよく見て、毎月60GBくらい使う」「国内通話は5分以内」というヘビーユーザーAさんの場合…を考えてみます。
『povo2.0』を契約する場合、以下のようになります。
povo.2.0の場合
- トッピング「300GB(90日間)9,834円」を利用すると、30日間あたり 100GB 約3,278円。
- これに「5分以内通話かけ放題(月額550円)」を追加しても、月額は約3,828円。
- ahamoの「基本プラン + ahamo大盛りの4,950円」より安くなる。(年間で約13,464円の差)
- 海外旅行時には別途トッピングが必要。
- ただし、povo2.0は90日ごとにトッピングを購入する手間はあります。
『ahamo』を契約する場合は、以下の通りです。
ahamoの場合
- 基本プラン +「ahamo大盛り」を利用すると、1ヵ月あたり 110GB 約4,950円。
- 5分以内通話かけ放題(月額0円)ですから、月額は変わらず約4,950円。
- povo2.0の同様のプランと比べて、1,122円高い。(年間で約13,464円の差)
- 海外では追加料金なしで30GBまで利用可能です。
- 申し込みは1回だけで、毎月自動的に110GBが使用できます。
ご覧のように、『ahamo』に比べて、『povo2.0』の方が大幅に安くなります。
1年間で約13,464円の差額ですから、結構大きいですね。
Aさんのようなヘビーユーザーの場合、手間を惜しまなければpovo2.0の方がコスト面でかなり有利ですから、povo2.0にするのが合理的でしょう。
利用例をもう一つ
もう一つ、具体例を挙げてみましょう。
ここでは、私の体験談を例に説明していきます。
「データ使用量は毎月20GB~30GB」「国内通話は5分以内」という一般ユーザーである私の場合…を考えてみましょう。
『povo2.0』を契約する場合、以下のようになります。
povo2.0の場合
- トッピング「360GB(365日間)26,400円」を利用すると、1ヵ月あたり 30GB 約2,200円。
- これに「5分以内通話かけ放題(月額550円)」を追加しても、月額は約2,750円。
- ahamoの「基本プラン2,970円」より安くなる。(年間で約2,640円の差)
- 海外旅行時には別途トッピングが必要です。
- 1年(365日)ごとにトッピングを購入する手間はあります。
『ahamo』を契約する場合は、以下の通りです。
ahamoの場合
- 基本プランを利用すると、1ヵ月あたり 30GB 約2,970円。
- 5分以内通話かけ放題(月額0円)ですから、月額は変わらず約2,970円。
- povo2.0の同様のプランと比べて、220円高い。(年間で約2,640円の差)
- 海外では追加料金なしで30GBまで利用可能です。
- 申し込みは1回だけで、毎月自動的に30GBが使用可能。
ご覧のように、ahamoに比べてpovo2.0の方が月額220円安いため、普通であればpovo2.0を選ぶのが合理的かと思います。
ただ、私は『ahamoの2,970円』を選択し、今も継続して契約しています。
理由は、私が福岡県の田舎在住で、スマホを仕事でも使用することが多いからです。
基地局数が最も多く、4G、5Gともに他社より充実しているドコモ回線を利用することで、田舎でも安心して仕事の生産性を下げることなく、過ごせています。
毎月220円を支払って、安心と生産性の維持を買っているわけですね。
海外旅行に行くときも、特に手続きをすることなく、データ通信を利用できますのでとても重宝しています。
『povo2.0』vs『ahamo』選ぶときのポイント(まとめ)
『povo2.0』と『ahamo』の選び方のポイントについて、まとめます。
- 自分のデータ使用量を把握する:過去3ヶ月のデータ使用量を確認してみましょう。変動が大きいならpovo2.0、安定しているならahamoが向いているかもしれません
- 通話頻度を考える:通話をほとんどしない人はpovo2.0の基本プランのままでも十分。頻繁に通話する人はどちらもオプション追加が必要ですが、短い通話が多いならahamoの標準プランが便利です。
- 手間vs節約のバランス:povo2.0は細かく設定することで節約できますが、その分「トッピング切れ」に注意する必要があります。簡単さを求めるならahamo、少しでも安くしたいならpovo2.0という選択肢になるでしょう。
- 海外利用の頻度:年に数回以上海外に行く人はahamoの方がトータルではお得になる可能性が高いです。
povo2.0 は「自分で細かく調整して節約したい人」、ahamo は「シンプルさと安定感を求める人」に向いていると言えるでしょう。
どちらも契約期間の縛りがないので、使ってみて合わなければ切り替えることも可能です。
自分の使い方や価値観に合わせて、より快適でお得なプランを選びましょう。
スマホ料金プラン乗り換え「リアルな体験談」を覗いてみよう
ここでは、実際にスマホの料金を見直して、新しいプランに変えた人たちの「リアルな体験談」をご紹介します。
これから乗り換えを考えている皆さんにとって、きっと役立つヒントがあるはずです。
それでは、ご覧ください。
【体験談1】大手キャリアから日本通信SIMへ!年間6万円節約に成功!
まずは、40代会社員のBさんの体験談を覗いてみましょう。
乗り換え前の悩み: 毎月スマホ代が8,000円以上かかっていて、もっと節約したいと思っていた。
新しく選んだプラン: 日本通信SIMの20GBプラン
以前は、月額8,195円(税込)で「ドコモeximo データ無制限(月額7,315円)+ 5分通話無料オプション(月額880円)」を契約。
今年から「日本通信SIMの20GBプラン(月額1,390円)+ 5分通話無料オプション(月額0円)」に乗り換えました。
Wi-Fiを活用することで通信量を抑え、通信品質も問題なし。
年間で81,660円の節約になり、その分を子どもの習い事費用に回せるようになり、大満足です!
主なポイント
- 乗り換え手続き:オンラインで30分程度
- MNP(番号ポータビリティ):問題なく完了
- 初期設定:APN設定が少し手間だったが、サポートページで解決
- 通信速度:朝夕の混雑時以外は体感的に大差なし
日本通信SIMへ乗り換え
Bさんは、長年使っていた大手キャリアから、日本通信SIM(格安SIM)に乗り換えました。
オンラインで申し込んだそうですが、手続きは30分くらいで終わったとのこと。「今の電話番号をそのまま使う(これをMNPと言います)」手続きもスムーズに進みました。
唯一少し手間だったのは、スマホでインターネットを使うための「初期設定(APN設定)」という作業。でも、日本通信SIMのサポートページを見ながら進めたら、きちんと設定できたそうです。
気になる使い心地ですが、家や会社のWi-Fiをうまく使うように意識したことで、20GBのデータ容量で十分足りているそうです。
特に、朝や夕方の人がたくさん使う時間帯以外は、前と比べて速度の差はほとんど感じない、とのこと。
この乗り換えで、なんと毎月約5,000円の節約になり、年間で約6万円もスマホ代を減らせたそうです!
節約できたお金は、お子さんの習い事の費用に回せるようになって、大満足!
この体験談から学べること
大手キャリアから格安SIMへの乗り換えは、少し設定が必要な場合もありますが、オンラインで意外と簡単にできます。
使い方を少し工夫するだけで、大きな節約につながる可能性があるのですね。
【体験談2】データ使用量に波があるなら!povo2.0で自由自在に節約!
続いて、50代自営業 Cさんの体験談を覗いてみましょう。
乗り換え前の悩み: 仕事の忙しさや休暇によって、毎月のデータ使用量が大きく変わっていた。
新しく選んだプラン: povo2.0
以前は、月額8,338円(税込)で「使い放題MAX+5G/4G(月額7,458円)+ 5分通話無料オプション(月額880円)」を契約。
データ使用量が月によって大きく変動する場合、『povo2.0のトッピング方式』が便利でお得だと知り、料金プランを変更。
今年から、「povo2.0のトッピング + 5分通話無料オプション(月額550円)」に乗り換えました。
忙しい4月~6月の3ヵ月間は「データトッピング300GB(30日あたり100GB約3,278円)」を利用。
仕事の閑散期や休暇中は「データトッピングなし」もしくは「データトッピング3GB(30日間):990円」にダウンさせて利用。
今のところ月平均6,363円(年間76,362円)の節約を実現しています。
主なポイント
- データ使用量がない月は「データトッピングなし」
- データ使用量が少ない月は「データトッピング3GB(30日間):990円」を活用
- 大容量データが必要な3ヵ月間だけ「データトッピング300GB(30日あたり100GB約3,278円)」を活用
- 通話はLINEなどのアプリを活用して節約
- データ使い切り前のアラート設定で追加課金を防止
povo2.0活用で乗り換え
Cさんは、毎月決まったデータ量を使うわけではないので、基本料が0円で必要な時にデータ量を追加できるpovo2.0を選びました。
4月~6月の3ヵ月間は仕事で外出が多いから「300GB/90日間:9,834円(30日あたり100GB約3,278円)」と多めにトッピングを購入。
「そのほかの月は家にいることが多いから、データは最小限でいい」ため、データトッピングも最小限の「3GB(30日間):990円」を購入していたそうです。
このように、使う月にだけ必要な分だけトッピングする、というpovo2.0の「トッピング方式」を上手に活用。
これにより、年平均で約7.6万円もスマホ代を節約できたとのこと!
さらに、電話はLINEなどのアプリでかけるようにしたり、データがもうすぐなくなる時にスマホに知らせる設定(アラート設定)をしたりと、賢く使っているそうです。
この体験談から学べること
毎月決まった量のデータを使わない人や、「今月はたくさん使うけど、来月はあまり使わない」というようなデータ使用量に波がある人には、povo2.0の自由な「トッピング」方式が非常に便利です。
使わない月は基本料0円、少し使う月は基本料990円(3GB/30日間)、もっと必要な月は必要な量(トッピング)だけ追加、という使い方が大きな節約につながるのですね。
【体験談3】海外出張もまるっとOK!ahamoで夫婦合わせて年間7万円節約!
最後に、30代共働き夫婦 Dさん家族を覗いてみます。
乗り換え前の悩み: 夫の仕事で海外出張が多く、海外でのスマホ利用料金が高かった。
新しく選んだプラン: ahamo
以前は、夫婦ともに月額8,195円(税込)で「ドコモeximo データ無制限(月額7,315円)+ 5分通話無料オプション(月額880円)」を契約。
海外利用時は、「世界そのままギガ(1時間200円、1日980円)」を利用していた。
国内外の出張が多い仕事のため、海外データローミングが標準で含まれるahamoを選択。
今年から「ahamo大盛りオプション(月額4,950円)+ 5分通話無料オプション(月額0円)」に乗り換えました。
以前と比べて、一人当たり基本料金が月額3,245円(年間38,940円)お得になり、年間で夫婦合わせて77,880円の節約になりました。
海外利用時の追加料金もかからなくなったため、浮いたお金で投資信託に投資することができました。
満足ポイント
- 定額制で予算管理がしやすい
- 海外でのデータ通信が追加料金なし
- 通信エリアが広く、地方出張でも安心
- 5分以内の通話が多いため、通話料金もほぼゼロ
この体験談から学べること
海外に行く機会が多い人にとって、ahamoの「海外でもそのまま使える」機能は大きなメリットです。
毎月決まった料金で分かりやすく、国内でもドコモの広いエリアで安心して使いたい人、5分以内の短い通話をよくする人にもahamoは便利な選択肢となりますね。
失敗しないための選び方と注意点
格安SIMはお得な選択肢ですが、いくつかポイントを知っておくと、後で「しまった!」となるのを防げます。
ここでは、初めて格安SIMを選ぶときに知っておきたいこと、特に注意したいことを分かりやすく紹介していきます。
格安SIMを選ぶ前に「これだけは!」確認したいこと
まずは契約する前に、次の4つをチェックしておきましょう。
1. 本当の通信速度はどれくらい?
カタログに載っている「最大○○Mbps」という数字は、一番良い条件での速さです。
残念ながら、実際に使うときはもっと遅くなることがほとんどであるため、本当の通信速度をチェックする必要があります。
では、どうすれば知ることができるのでしょうか?
できることは、次の2つです。
- 口コミサイトやSNSを確認してみる。
- すでに使っている友達や家族に普段の使い心地を聞いてみる。
口コミサイトやSNSでは、実際にその格安SIMを使っている人が「動画はスムーズに見られる?」「お昼休みや夕方の混む時間帯はどう?」というような情報をたくさん投稿してくれています。
そのような投稿をいくつか確認すれば、実際に使っているときのリアルな通信速度を知ることができるでしょう。
もし可能なら、すでに使っている友達や家族に、普段の使い心地を聞いてみるのもおすすめです。
「通勤電車の中でもちゃんと使える?」など、自分の生活スタイルに合わせて質問してみましょう。
2. 困った時のサポートはどうなってる?
格安SIMは、大手キャリアのようにたくさんお店があるわけではありません。
困った時にどうすればいいのか、事前に知っておくと安心です。
では、どうすれば知ることができるのでしょうか?
どうすればわかる?
- まずは、公式サイトで「サポート」のページを見てみましょう。
- 次に、「チャットサポートは何時から何時まで対応している?」「電話で相談できる?」「近くに実店舗はある?」などをチェック。
日本通信SIMサポート
項目 | 内容 |
サポートページ名 | お客様サポート – 日本通信SIM |
チャット対応時間 | AI:24時間/オペレーター:10:00 – 18:00(混雑時間帯はチャット推奨) |
電話相談 | あり/03-6633-2063 受付時間:10:00 – 17:00 |
実店舗 | 実店舗は持たないと明言(スターターパック取扱店は契約のみ) |
povo2.0サポート
項目 | 内容 |
サポートページ名 | お問い合わせチャットサポート(24時間自動応答) |
チャット対応時間 | AI:24時間/オペレーター:9:00 – 21:00 |
電話相談 | 一般窓口なし(公開番号は「povo側からの発信専用」や「コンビニ決済専用」) |
実店舗 | なし(完全オンラインプラン) |
ahamoサポート
項目 | 内容 |
サポートページ名 | お問い合わせトップ – ahamo |
チャット対応時間 | AI:24時間/専門スタッフ:9:00 – 22:00 |
電話相談 | ドコモインフォメーションセンター等では非対応。チャットのみ |
実店舗 | ドコモショップで有料店頭サポート(3,300 円)あり |
これらのサポートページを確認し、いざという時の助けになる情報をチェックしておきましょう。
3. 解約したいとき、困らない?
料金プランの中には、「いつでも解約OK」というプランもあれば、「1年以内に解約すると違約金がかかる」というプランもあります。
契約する前に「最低利用期間はあるか」「途中でやめる場合の解約金(違約金)はいくらかかるか」を必ず確認しておきましょう。
ちなみに、日本通信SIM、povo2.0、ahamoには「最低利用期間や契約期間の縛り」「解約金」「違約金」はありませんので、安心して契約できます。
4. 今使っているスマホはそのまま使える?
多くの場合、今のスマホをそのまま使えますが、念のため確認が必要です。
では、どうすれば確認できるのでしょうか?
どうすればわかる?
- 今のスマホに「SIMロック」がかかっているか確認。
- 使いたい格安SIM会社の「対応機種リスト」に、自分のスマホの機種があるか確認。
- 一番確実な方法は、各社のサポートに「私が使っている〇〇というスマホは、そちらのSIMで使えますか?」と聞いてみること。
まず、今のスマホに「SIMロック」がかかっているか確認しましょう。
これは、購入した携帯会社以外のSIMカードを使えないようにする制限です。
iPhone / iPadの場合、「設定 > 一般 > 情報 > SIMロック」から確認でき、「SIMロックなし」などと表示されていれば、SIMロックはかかっていません。
Androidの場合、「設定 > 端末情報 > SIMのステータス」などの項目で「該当なし、ロック解除、許可」などが表示されていれば、SIMロックはかかっていません。
もし、SIMロックがかかっている場合は、「SIMロック解除」という手続きをすれば使えるようになります(解除方法は携帯会社のサイトなどで確認できます)。
次に、使いたい格安SIM会社の「対応機種リスト」に、自分のスマホの機種があるか確認しましょう。
日本通信SIMとahamoの場合は、「ahamo 対応端末一覧」で確認できます。
povo2.0の場合、「povo2.0 対応機種・端末」で検索可能です。
テザリング(スマホをWi-Fiルーターのようにして、パソコンなどをネットにつなぐ機能)を使いたい方は、対応しているか確認しておくとよいでしょう。
ちなみに、日本通信SIM、povo2.0、ahamoのプランは、すべてテザリング可能です。
サイトなどを確認するのが面倒な方は、各社のサポートに「私が使っている〇〇というスマホは、そちらのSIMで使えますか?」と聞いてみましょう。
返信を待たされることがあるかもしれませんが、一番確実な方法です。
「しまった!」とならないための注意ポイント
次に、格安SIMに乗り換えた人がよく経験する「うっかり失敗」と、その防ぎ方をご紹介します。
1. 必要なデータ量、足りなくない?
「毎月そんなにスマホ使わないから3GBで十分かな」と思って契約したら、実際にはもっとたくさん使っていて、月末に速度制限がかかってしまった…というのはよくある失敗です。
では、失敗を防ぐためにはどうすればよいでしょうか?
まずは今のスマホの設定画面から、過去1ヶ月や3ヶ月のデータ使用量を確認してみましょう。
自分がどれくらいデータを使っているのか分かります。
また、確認した量より少し余裕を持ったプランを選ぶのがおすすめです。
例えば平均12GB使っているなら、15GBくらいのプランにしておくといった具合ですね。
「後からプラン変更は簡単にできるか」も確認しておくと、万が一足りなくてもすぐに変更できるため、慌てずに済みますよ。
2. 家や職場で電波はちゃんと届く?
「契約したのに、なぜか自宅で電波が弱い…」という声も聞かれます。
格安SIMは大手キャリアの回線を借りて運営していますが、使うエリアが少し違う場合があるため、注意が必要です。
契約前に、自分がよく行く場所(自宅、職場、学校、通勤・通学経路など)で電波が届くエリアかどうか、各社の公式サイトにある「エリアマップ」でチェックしましょう。
特に、田舎や山間部、地下などは電波が弱くなる可能性もあります。
心配な場合は、「お試し期間」があるサービスを利用するか、同じ格安SIMを使っている知り合いに、その場所での電波状況を聞いてみるのも良い方法です。
3. 初期設定でつまずかないために
格安SIMのSIMカードが届いて、「さあ使おう!」と思ったら、自分で設定が必要で戸惑う方もいるかもしれません。
大手キャリアと違って、自分で「APN設定」というインターネットにつなぐための設定が必要なことが多いのですね。
以下の公式ガイドをブックマークしておけば、端末の入れ替え・プロファイル/APN設定から「開通」まで一気に確認できます。
事業者 | iPhone 向け初期設定 | Android 向け初期設定 |
日本通信SIM | ネットワーク設定方法(プロファイル・APN) – iPhone | ネットワーク設定方法(プロファイル・APN) – Android |
povo2.0 | SIM/eSIM開通のお手続き – iPhone (プロファイルDL手順含む) | 同ページ内「Android 端末の設定」セクション |
ahamo | ahamoを利用するための設定(APN・プロファイル) – iPhone | 同ページ内「Android のアクセスポイント(APN)設定について」 |
各社の公式サイトには、写真付きで分かりやすい初期設定の手順が必ず載っています。
「SIMカードが届いたら、まずこのページを見る!」とブックマークしておくと良いでしょう。
それでも分からないときは、遠慮なくサポートに問い合わせをしましょう。
スマホの設定に詳しい友人や家族に手伝ってもらうのも良い方法ですよ。
まとめ
この記事では、毎月のスマホ代を賢く節約できる格安SIMについてご紹介しました。
大切なのは「自分の使い方に合ったプランを選ぶこと」。
データをあまり使わない方(月50GBまで)なら日本通信SIMが、たくさん使う方なら柔軟なpovo2.0か、シンプルで海外も使えるahamoがおすすめです。
特に覚えておきたいポイントは3つ!
- 自分の実際のデータ使用量を必ず確認する
- 契約前に通信エリアやサポート体制をチェック
- 初期設定方法を事前に把握しておく
格安SIMに変えると、家族4人なら年間10万円以上の節約も可能です。
しかし、大切なのは「安さだけでなく自分の使い方に合っているか」という点。
この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの格安SIMを見つけてください。
まずはスマホの設定で今のデータ使用量を確認し、各社の公式サイトで最新料金をチェック。
そして口コミもチェックしたら、いよいよMNP予約番号を取得して申し込みです。
毎月の通信費削減が、家計改善の第一歩になりますよ!
※本記事は2025年4月時点の情報に基づいています。料金プランやサービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。